平成27年5月13日(水)に産経大社会科学研究所では宮崎の放送事業の実情を探るために、株式会社宮崎放送(MRT宮崎放送)様のご協力のもと企業取材を実施いたしました。
【当日の内容について】
訪問先 :株式会社宮崎放送(MRT宮崎放送)
訪問日時:平成27年5月13日(水)9:20~12:00
スケジュール
9:30 | 会社概要説明 |
9:50 | 「モーニングてらす」(生放送)スタジオ見学 |
10:30 | テレビスタジオ・サブ(副調整室)見学 |
11:00 | ラジオスタジオ見学 |
11:15 | マスター(主調整室)見学 |
11:30 | 質疑応答 |
当日お世話になった皆様:
総務人事部部長 四元 和仁 様
総務人事部副部長 近藤 宏斉 様
アナウンサー 田代 剛 様
をはじめ、今回の訪問を支えて頂いたMRT宮崎放送の皆様!
産経大からの参加者:
石田ゼミ(法学部)、青木ゼミ(法学部)、
墨ゼミ(経営学部)、田中ゼミ(経営学部)から18名
当日の風景
矢野 卓弥さん(法学部2年生)
今回MRT宮崎放送に企業訪問に行き、放送事業を通じた地域貢献への想いを感じることができました。そして、就職活動に向け、「学生のうちにできることを精一杯しておく」というアドバイスをいただきました。そのために、日々、書籍や新聞に目を通し、情報収集能力を培い、また、さまざまな場所へ旅行に行きいろいろな人と触れ合い、コミュニケーション能力を養っていきたいと思いました。今与えられた時間を有意義に使い、自分の個性を最大限にまで磨き上げていきたいと思います。今回の企業訪問は、自分自身の将来を考える上で非常にいい刺激となりました。
最後になりましたが、貴重なお時間を割いていただきましたMRT宮崎放送の皆様に心から感謝申し上げます。
吉開 萌さん(法学部3年)
私は来年に迫った就職活動のための企業研究の一環として今回のMRT見学に参加しました。
今回の見学では普段私たちが見ているテレビの裏側を見ることができ、テレビがどのように作られ放映されているのか、また、それに関わる人がどのような仕事をしているのかを知ることが出来ました。特に生放送中のスタジオは独特の雰囲気があってこちらまで緊張が伝わってきました。また、産経大出身の田代アナウンサーの就活にまつわる話を聞くことができ、これからの就活に向けて大変励みになりました。
寺原 よう子さん(経営学部3年生)
今回のMRT訪問では企業説明や質疑応答、テレビ・ラジオスタジオ見学など様々な経験をさせていただき、とても興味深い内容で勉強になりました。撮影風景や機材なども実際に見せていただき、普段何気なく見ているテレビも多くの人の手によって作られていることを感じました。さらに、職員の方や田代アナウンサーに放送業界についてだけでなく、アナウンサーという職種や就職活動、大学時代の経験などの貴重なお話もしていただきました。
これから大学生活を送るうえでどのようなことを意識していくべきか改めて考えるきっかけになりました。
河野 孝朋さん(経営学部3年生)
私はMRTの企業見学を通して良かったと思ったことがあります。テレビスタジオのマスター、実際の撮影が行われている現場や、映像の確認を行っている部所など、何事も沢山の人の力で成り立っているのだと実感することができました。産経大OBである田代アナウンサーも言っていましたが、私たち大学生は社会人に比べ、沢山の時間を持っているので、新しいものに挑戦し、視野を広げ、自信に変えていきたいと思います。
川崎 翔太さん(経営学部4年生)
MRTの企業訪問を通して、私たちが普段見ているテレビ、ラジオの裏では多くの人が関わっていることを知りました。
一歩間違えば放送事故となってしまいかねない緊張感のある仕事を、毎日こなすのは非常に大変なことだと感じました。スマートフォン・インターネットの普及により、テレビ、ラジオの視聴率を上げるのは難しいそうですが、テレビにはテレビ、ラジオにはラジオ独特の良い点があるので、これからも、より質の高いものを提供してほしいと思いました。
近藤 宏斉 様(総務局総務人事部副部長)
直接視聴者、とりわけこれからを担う学生の声が聞ける機会というのは我々放送局としては非常に大切なことであり、こうした機会に『MRT』に親近感を持って観てもらえるきっかけにもなればと考えております。
昨今『若者のテレビ離れ』という深刻な問題が我々放送局を取り巻いておりますが、社員一同がこれまで以上に真剣に考え、10年後・20年後の宮崎県と弊社のあるべき姿をデザインしていきたいと思っております。
今年も8月には「まつり宮崎」が開催予定であり、様々なイベントを用意して宮崎を盛り上げます!
学生の皆様もぜひお越しください。お待ちしております!
<取材後記>
昨年開局60周年を迎えられたMRTでは、「ココから照ラス!」プロジェクトのもと、テレビ・ラジオの垣根を越えて、これまで以上に地域に根差した企業、そして宮崎県の魅力を照らし続けることを掲げた数々の番組で情報発信を続けられております。まさに宮崎県の触媒として、見過ごされたものや、新しい地域の種を照らし続けていらっしゃいます。
当日はMRT自社制作の生放送の放映時間と重なり、実際にテレビスタジオの収録現場を見学させて頂きました。普段テレビ画面では見ることができない出演者の皆さんのこと、カメラマンやディレクターの皆さんをはじめ放送を裏側で支えている制作部門の皆さんの業務を直に拝見することができたことで放送事業の大変さと面白さを実感することができました。(オンエアー中には見ることができない、出演者の皆さんのCM中の表情なども垣間見ることができました!)
ラジオスタジオではテレビとは違い、声だけで伝えるためのアプローチで番組制作されていること、しかしながら、テレビ同様に番組を放送するためにたくさんの方々が携わられていることを知ることができました。普段は声しか聴けないパーソナリティーの皆さんのスタジオ内での雰囲気などを知ることができました。
MRTのテレビ放送に関わる全体をコントロールしているマスター室では365日放送開始時間(早朝)から放送終了時間(深夜)までスタッフの皆さんが交代でテレビ画面を目視で、円滑な放送が行われているかをチェックするという大変な作業によって私たちがテレビ放送を視聴することができることを知りました。我々が普段テレビ画面で視聴している映像に関する裏事情にも触れることができ、極めて興味深い内容となりました。これまで何気なくテレビやラジオのスイッチを入れたり、放送を視聴したりしていましたが、
支障なく、円滑に映像や音声に触れることができるためにこれだけの方々が尽力され、情熱を注がれていることに驚きを隠せませんでした。
今回の企業見学の中心は産経大の法学部・経営学部の2~3年生が中心でしたが、私たちにとってこれから始まる就職活動を真剣に考える良いきっかけとなりました。
最後になりましたが、今回の企業見学に際してご尽力を賜りました総務人事部の四元部長様ならびに近藤副部長様を始めとして、暖かいメッセージを頂いた田代アナウンサー、当日までの準備と取材時にご対応いただいた全ての皆様へ心より御礼申し上げます。
(取材・編集)参加学生 一同
一部報道にもありますとおり、昨今自分たちの生まれ育った地域のことをあまり知らない、興味がないというような若者がいることも事実です。社会との「触媒」である大学機関の側面からいえば、我々教員にとっても学ばせて頂くことが極めて多い企業訪問となりました。
今後も社会科学研究所では地域に根差した課題と向き合うべく、多角的な視点からイベントを開催してまいる所存です。
MRT宮崎放送様同様に社会科学研究所ではこれからも地域の課題に向き合いながら宮崎を照らし発信していけるよう努力してまいります。
最後ではございますが、事前準備ならびに当日のご対応を賜りました四元部長、近藤副部長そして株式会社宮崎放送の全ての皆様にこの場をお借りしてご厚恩に拝謝いたします。
社会科学研究所 所員一同