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経営学部合同ゼミ(出山、武次、柚原)による 「株式会社ホンダロック」研究視察報告!

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 去る平成25年5月27日(月)、本学経営学部の出山実ゼミ(財務会計論、情報会計論)、武次玄三ゼミ(職業教育、演劇論・演劇学)と柚原知明ゼミ(経営組織論、経営戦略論)は、合同による「株式会社ホンダロック宮崎工場」への研究視察を行ってきました。

 「株式会社ホンダロック」は、創業者の本田宗一郎氏によって1962年(昭和37年)に宮崎の地に先端産業を根付かせ、世界に通用するキーロックメーカーを育てようとして設立された企業です。同社は、これまで業界のリーディングカンパニーとして発展してきており、今日において宮崎県を代表する最先端の優れた技術力を擁するグローバル企業となっております。本学からは、サッカー部の卒業生を中心として多くの先輩たちが就職しており、同社の様々な職場の第一線で活躍されております。

 本研究視察へは、合同ゼミ学生39名、引率ゼミ教員3名(出山実、武次玄三、柚原知明)が参加をしてきました。

 本研究視察の実現に際しては、大変お忙しい中ご理解とご協力をいただきました「株式会社ホンダロック宮崎工場」のご対応いただいた関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。

 下記に本研究視察に関する1.研究視察日時・企業、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想についてご報告いたします。

 

1.研究視察日時・企業
  ○日時: 平成25年5月27日(月)14:30~16:00
  ○企業(所在地住所):「株式会社ホンダロック宮崎工場」
  (宮崎県宮崎市佐土原町下那珂3700番地)

 

 

2.写真集

写真1 総勢42名の学生と教員が真剣にご説明に聞き入っております。

 

写真2 率先して最初に質問をした下村亜梨沙さん(出山実ゼミ4年生)。宮崎を代表する「ホンダロックSC」(JFL)に所属するサッカー部員の方々の仕事と練習時間について質問しました。現在「ホンダロックSC」では、本学を卒業したサッカー部出身の先輩方が活躍されております。

 

写真3 キャリアデザインについて質問をした高木祥子さん(出山実ゼミ4年生)。
落ち着いた質問態度は、さすが4年生です。後輩ゼミ学生への良いお手本になったと思います。

 

写真4 本研究視察終了後、ゼミ学生全員が起立し、黒木麻衣さん(出山ゼミ4年)が代表して御礼の挨拶を行ってくれました。とっても大きな声で大変立派な挨拶でした!

 

 

3.参加したゼミ学生の感想

(経営学部2年出山実ゼミ 岩下佳澄さん)
 ホンダロックの企業見学では、最初の会社概要で、本田宗一郎氏の「困難な環境こそ最良のアイデアの一存である」という言葉が素敵だなと思いました。宮崎県の佐土原という交通の立地も悪いところに会社を設立し、今では海外にまで手を広げて経営活動をしているということは、この言葉を裏付ける意味では一番の材料だと感じました。
 その他に労働組合の説明があり、会社と組合が「いかに会社を良くしていくか」という目標のもとに異なる考え方があるのだと理解できました。そして、「職場の生の声(情報)が大切」=「コミュニケーションが大切」という文字を見て、私も大学やアルバイト先において人と人との繋がりを一番大切にしようと思いました。

(経営学部2年武次玄三ゼミ 濱砂さつきさん)
 私は、自動車の部品や鍵を作る工場を初めて見学しました。工場といえば薄暗く油など廃棄物で汚れたイメージがありましたが、ホンダロックは工場の外装や社内が白で統一されており清潔感にあふれていて、私の工場へのイメージが180度変わりました。工場見学と聞いて外から作業している姿を眺めるのかと思いきや、外来者向けに工場見学ルートがあってホンダロックは従来の工場のイメージを覆すことに積極的に挑戦していると思いました。また地域とのふれあいを重視しており地域貢献の面において素晴らしいと思い、ホンダロックという企業にとても興味を持つことができました。

(経営学部2年出山実ゼミ 中田愛珠さん)
 ホンダロックの本社が宮崎にあることに驚きました。「困難な環境こそが、最良のアイデアを生む」という、宮崎に本社を置いた理由にも感動しました。また、外国にも8か所に工場と研究所があり、大きな会社であるとともに、そんな大きな会社の本社が宮崎にあるということますます感動しました。労働組合も充実していて、会社と労働者側の意思疎通がうまく、そして良好に行われていて、私も就職先を選ぶ際には、労働組合の充実度にも注目して検討していきたいと考えました。
 製造ラインをみて、「予定」・「実際」の生産量が見られました。そこで実際に机上でしか見たことのない工業簿記の分野が感じられてとてもいい経験になりました。

(経営学部2年武次玄三ゼミ 三森エリカさん)
 宮崎でも有数の企業であるホンダロックの工場見学に参加しました。県内有数の企業と聞いており、工場内に入ると綺麗な社内でした。とある講義で、「入口など社内が綺麗なところに悪い企業はない」と教わったことを思い出しました。トイレを利用させてもらいましたが、工場のトイレはあまり綺麗なイメージではなかったのですが、実際は休憩場も完備してあり、とても良い印象を受けました。また、見学者用ルートも作られていて地域貢献なども考えているんだと感じました。
 そして、企業説明ではあまり聞けない労働組合の活動内容を聞くことが出来て「生」の企業を知ることが出来ました。質疑応答では、先輩方の積極性に感銘を受けました。また企業見学の機会があった時は、積極的に参加し質問もしてみたいと思いました。

(経営学部3年出山実ゼミ 渡辺博くん)
 今回の企業見学は、ホンダロックということだったので、真っ先に思い浮かんだイメージが長い生産ラインがあり、作業員が横一列になって作業をしてるというものでした。しかし、実際はそのような生産ラインはなく個別に作業をしている姿を見て驚きました。
 企業の概要説明では、労働組合の説明が印象に残りました。大学の講義で労働組合について話は聞きましたが、実際の企業内で行われている労働組合の活動の話は大学の講義だけでは知ることができないことが多くありました。そして、その話の中からわかったことは、利益追求の企業と人権尊重の労働組合のバランスをしっかりと整えていくことが、企業を発展させていくうえで重要になるということがわかりました。
 今回の企業見学は、大学の講義だけでは知ることができない話を多く聞けたのでとても充実した見学になりました。

(経営学部3年武次玄三ゼミ 貫直人くん)
 私は工業高校出身なので、ホンダロックのことはある程度知っているつもりであったが、実際には経営理念がしっかりとした、工場の海外展開もしており思っていた以上に大きな企業であった。
 工場内の製造工程を見学して、車のキーやその他の製品を作っている機械の速さにも驚いたが、それ以上に驚いたのは工員の方のスピーディーな作業であった。私もこれから就職活動を迎えるが、今回の見学を活かして仕事に就いた際にはスピーディーに仕事ができるようにしていきたいと思った。

(経営学部3年柚原知明ゼミ 山之上智市くん)
 5月27日(月)、僕たちはホンダロックの工場見学へ行ってきました。従業員の皆様からは、僕たちへ会社概要のご説明と工場見学のご案内をいただき、質問に対しても心を込めて接してくれました。創設者の本田宗一郎氏について調べでみると、今まで僕の思ったのと逆で、彼は貧乏な家庭に育ち、10代より自動車修理工を初めとして苦労・努力の末、私財でホンダロックを設立したということに仰天してしまいました。1962年の設立から今日に至るまで、本社・宮崎工場も含めて国内と海外に多くの拠点が存在しており、短い間でグローバル企業に成長してきました。そこまで成功した理由は、従業員の方々が本田宗一郎氏の哲学と意志をしっかり引き継いだ上で、社会のニーズを満たすために常にチャレンジを続けていることだと思いました。今回のホンダロック工場見学では、教科書に載っていない知識まで学ぶことが出来て、本当に良かったです。
 最後に、大変お忙しい時期に僕たちのために工場見学のお受け入れをいただいたホンダロックの皆様、誠にありがとうございました。

以上

    (編集 経営学部/出山実)


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