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経営学部合同ゼミナールによるオンライン研究視察

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 令和3年3月22日(月)、本学経営学部の出山ゼミ、大内ゼミ、墨ゼミ、日髙ゼミ、宮永ゼミ、柚原ゼミ、森田ゼミの合同ゼミ約50名により、宮崎商工会議所への研究視察を実施いたしました。
 今回は、宮崎における地域経済の振興及び企業の経営指導に大きな役割を担っている宮崎商工会議所の歴史、組織規模、社会的役割、具体的な事業内容等の実態把握に加え、コロナ禍における地域経済の現状や採用計画についてもお話をいただき、オンラインにて約50名程度が参加いたしました。
 本研究視察に関しては、下記の通り1.研究視察日時・使用ツール・オンライン訪問先・当日ご対応いただいた方々、2.写真、3.参加したゼミ学生の感想、4.研究視察総括についてご報告致します。

1.研究視察日時・使用ツール・オンライン訪問先・当日ご対応いただいた方々
◯研究視察日時:令和3年3月22日(月)13時00分~14時10分
◯使用ツール:ZOOM
〇オンライン訪問先:宮崎商工会議所
〇当日ご対応いただいた方々
 中小企業相談所長 川村淳 様
 中小企業相談所経営指導部長 黒木竜一 様
 中小企業相談所経営指導部主任主事 有村祐太 様
 中小企業相談所経営指導部主事 弓削遥 様

2.写真
写真1 中小企業相談所長 川村淳様によるご挨拶

写真2 経営指導部長 黒木竜一様によるご講演

写真3 研究視察参加者

3.参加したゼミ学生の感想
濱田美衣奈(出山ゼミ2年生)
 宮崎商工会議所の歴史や事業内容、部署などについてとても詳しく知ることができて良かったです。このような企業説明会に参加するのは初めてでしたが、その企業がどのような事業を行っているのかということについて直接聞くことができるのは、就職活動の準備をするにあたってとても良い機会だなと感じました。商業施設や祭などの自分が知っている宮崎の観光事業に多く関わっていることを聞いて、宮崎の経済の発展や地域活性化のために尽力されていることがよく分かりました。
 本日は、お忙しい中貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

廣池竜柾(大内ゼミ2年生)
 講演を聞いて宮崎商工会議所は、ルーツや歴史が昔からあることが分かりました。商工会議所が全国に515ヶ所もあるということが驚きです。観光イベント事業や労務改善事業など様々なイベントがあって、とても楽しく働きがいのある会社なのではないかと感じています。これから就職活動に向けて、今日学んだ事を活かしてこれからの学校生活、私生活でも礼儀作法や時間の厳守、当たり前のことを当たり前にする、といったことを常に行動に移せるような人間になっていきます。本日は貴重な時間を割いていただき誠にありがとうございました。本日の講演を聞けたことでこれからの就職活動、自分の未来に向けて良い成果が出せるよう、これから必死で頑張って行きます。

鶴田稜(日髙ゼミ2年生)
 商工会議所という企業がどのような活動をしているのかをそもそも知らなかったので非常に勉強になりました。宮崎県の活性化のために幅広く活動していることを知り、今後の就職活動にも役立てて行きたいと思いました。現在の状況の中ではさらに求められるものが大きくなってくると思うので、宮崎県のために自分が何を出来るのかを改めて考える良いきっかけになりました。

鈴木大翔(宮永ゼミ2年生)
 今日のオンラインでの宮崎商工会議所の企業視察で、商工会議所の組織の概要や歴史、商工会議所が宮崎にどのように関わっているのかなど詳しく学ぶことができ、とても充実した一時間になりました。宮崎商工会議所は宮崎の数多くの企業にとって、非常に重要な組織となっており、宮崎に欠かせない組織だと思いました。また、就職試験に関することや、コロナ禍での企業の今後の見通しなど、なかなか聞けないようなこともたくさん知ることができてとても勉強になりました。お忙しい中時間を作ってくださって本当にありがとうございました。

島田拓斗(柚原ゼミ3年生)
 商工会議所では、宮崎の経済活性化や中小企業の活性強化、中小企業の活性強化支援施策などの活動をしており、主に地域の経済に関することや地域にある企業を手助けするための職業だと初めて知りました。他にも、宮崎の知名度を上げるためのイベントを行い、イベントなどで宮崎を知ってもらい、活性化や知名度に繋げることができるということが分かりました。商工会議所はあまり聞いたことがなく、あまりイメージが湧かなかったので、このような機会で活動の実態や仕事内容について分かったので聞けて良かったです。

迫田璃緒(森田ゼミ2年生)
 今回のオンライン講義では、商工会議所について詳しく知ることができました。商工会議所という名前は聞いたことがありましたが、そこで行われている内容や意味について分からないことが多くあったため、とても勉強になりました。今の宮崎の地域活動が行われているのは、商工会議所の活動があるからであることを知り、商工会議所について興味を持ちました。また、長い歴史もあり、この長い歴史の中で今の宮崎があると思うと感動しました。宮崎は日々発展していますが、私にもできることがあれば積極的に取り組みたいと思いました。

4.研究視察総括
 現在、宮崎商工会議所主催の「複式簿記講座」の講師を務めており、この関係から今回の研究視察の実施に至りました。研究視察については、今回で三回目となります。学生にとって宮崎商工会議所は検定試験の時に接点を持つことがありますが、その具体的な事業内容については知られていないため、今回の企画は企業研究として良い機会となると考えられました。また就職先として希望する学生にとっても、直接企業に触れられる貴重な時間となりました。
 今回お話ししていただいた内容として、宮崎商工会議所の意義やルーツと歴史、企業概要、業務内容等について解説をしていただきました。
 商工会議所は、地域における商工業の改善・発展のための活動をしている自由会員制の「地域総合経済団体」としての位置付けになります。国際的には1599年のフランスにおける商業会議所の設立から、わが国においては1878年の東京商法会議所の設立から始まっています。宮崎商工会議所は1929年に設立され、現在は県内に9つの商工会議所があり、会員数は3,802事業所(令和2年10月1日現在)にも上っています。活動内容としては①政策提言活動(地域内の商工業者の意見を集約し、中小企業の代弁者として政府や自治体に対して陳情や要望活動を実施)②地域経済の活性化(地域の力を活性させる取組みを推進)③中小企業の活力強化(元気な中小企業を増やし育てる活動)となっています。
 今回は企業の紹介と業務内容に加え、採用計画やコロナ禍における地域経済の現状、社会人としての心構えについてもお話をしていただきました。企業の方からの直接のメッセージは、学生にとっても大いに刺激となったようです。今回のような研究視察は実際の現場を直接知ることができ、大学の講義における理論的な学習と合わせて学問に対する理解を深める良い機会になると考えられます。師弟同行のもとに実学の精神を尊重する本学の学生や教員にとって、研究視察は大変有益な活動となり得たと考えます。
 最後になりますが、今回の研究視察においては、ご挨拶をいただいた中小企業相談所長の川村淳様とご講演いただいた経営指導部長の黒木竜一様、経営指導部主任主事の有村祐太様、窓口としてご対応いただいた経営指導部主事の弓削遥様、そして研究視察のご対応をいただきました関係者の皆様に大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。

以上

(編集:経営学部 森田英二)

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