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法学部の取り組み①

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法学部の取り組み紹介①

産経大法学部では、毎年、ゼミを中心として、学生の方々の法的素養を高めるとともに、社会を見る目を養うこと等を目的として、様々な取り組みがなされています。法学部の取り組みの一部を紹介させていただきます。

1.模擬裁判の実施
 法学部では、雨宮ゼミ・宮田ゼミの合同ゼミで毎年2年次に模擬裁判を実施してきました。近年、高校でも模擬裁判を実施されるようになってきましたが、産経大法学部では、証拠や主張はもちろん学生が自分たちで発言内容や判決内容等を考えて訴訟を進行させるというところに重点を置いています。用意されたシナリオを読むのではなく、学生主体で裁判を実施するのです。
 現実の裁判とは異なる点も多いですが、大学生レベルで法教育としての模擬裁判とはどうあるべきか我々教員も真摯に向き合ってきました。ここ数年の蓄積により、学生たちも積極的に証拠や主張の作成に取り組むようになってきています。
 雨宮ゼミでは、合同ゼミのあと、3年次に上がり、再度、別の事案で模擬裁判を実施したいと学生たちから声が上がり、実施するほどにもなっています。今後もさらにこの取り組みを充実させていきたいと考えています。

<弁護人からの尋問(証人尋問)>※写真は、令和6年1月撮影

<検察官からの質問(被告人質問)>

<学生たちからの声>

  • 自分たちで模擬裁判をして、所々上手く進まないところもあったけど、最後までちゃんとやり遂げられて達成感があった。 機会があったまたやりたい。
  • 今回の裁判を通して、実際に現場で働いている方々の偉大さを実感できました。
  • 想像していたより学生中心で裁判が進み面白かった。
  • 模擬裁判を通して、裁判の流れを学ぶことができたことに加えて、裁判官という立場に立ち事件に対し、どのようなことを押さえて公正な判断を下さなくてはいけないのかを考えられるようになったと思いました。

2.検察庁見学
 模擬裁判で興味を持った学生たちを中心に、宮崎地方検察庁のご協力をえて、検察庁を訪問し、検察庁の方々のお仕事を知る機会とさせていただきました。検察官の方からの貴重なお話を直接おうかがいできただけでなく、捜査や検察官の方々のお仕事の様子がわかる見学会となりました。座談会も開いていただき、検察事務官の方々から生のお話を聞くことができて、学生たちは、自分たちの進路を考える貴重な機会となりました。

<座談会の様子(宮崎地方検察庁にて)>

産経大法学部では、やる気のある学生たちの希望を教員側が汲み取り、できるだけ学生たちの将来につながる法教育を日々、こころがけております。

※法学部の取り組み紹介②につづく(近日紹介予定)

※以上、文責;法学部教授 宮田浩史


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