平成26年7月、宮崎産業経営大学と日向のへべす消費拡大プロジェクト会議との間で業務委託契約が結ばれ、「へべす」という日向市特産品の消費拡大・普及に向けた事業を共同で実施することになりました。今回の提携によって、日向市の農家の6次産業化の支援、及び、地域振興・産業振興を進めたいと考えています。また、今回の提携は、学生の単なるボランティア活動ということではなく、12月に開かれるインターゼミナールの研究題材として「へべすブランド化」を取り挙げ、研究成果にまとめることも含まれております。
7月28日、まずは農家の実務と全体を知るため、経営学部の学生17名、法学部の学生2名が現場農作業の体験と支援を行ってきました。午前中は、東臼杵南部農業改良普及センターで露地へべす出荷目揃え会の体験と補助を行い、午後からは19人が5つの農家に分かれて、収穫や摘果・摘葉、剪定枝の片づけ、箱詰めなどの作業を行いました。
(目揃え会の様子:学生がへべすの果汁の割合をチェックしています)
(左:へべす園地での作業の様子(経営学部3年 川﨑翔太君)、右:黒木覚市さんの園地にて)
参加した学生の感想(経営学部3年 松尾知美)として、広い園地での収穫も確かに大変でしたが、農家の方は、出荷する前までに果実のチェックを定期的に行い、きちんと規格を揃えて、きれいに箱詰してから出荷する、その一連の大変さを実感することができた、と述べています。へべす消費拡大プロジェクト会議の会長でもある成合利浩様(成合へべす園)をはじめ、快く受け入れて下さいました農家の皆様に厚く御礼を申し上げます。
(左:成合へべす園にて、右:集合写真(下段右から2人目が成合会長)
また、8月2日、「へべすトリートin日向ひょっとこ夏祭り」において、経営学部の学生19名、法学部の学生2名が会場設営・装飾・販売・接客などの各種サポート、「へべすファン倶楽部」の勧誘活動、「へべす」拡大のためのアンケート調査などを実施しました。「へべすトリート」のオープニング・セレモニーでは、へべす大使の大橋田香子さんに続いて経営学部長の浅井先生が大学を代表して挨拶を行いました。
(左:へべす大使(魚忠女将大橋田香子さん)、中央:経営学部長浅井先生、 右:ひょっとこの様子)
販売・接客は、地元のお祭りで身に付けたおもてなしの心で対応していました。また、多くの人にへべすファン倶楽部に入ってもらうため、インパクトのある格好で会場全体を回っていました。その結果、新たに80名ほど、「へべファン」が増えました。さらに、悪条件の中、今後の調査・研究(へべす購入者の要因分析)に必要なアンケートを多くの方に協力いただきました。「へべファン」第1号である黒木市長からも学生に対してねぎらいの言葉をいただき、今後もより一層へべすを拡大させるための活動を進めていく所存です。
(左:アンケート調査を実施する学生、 右:黒木市長(左から2人目)もへべすをアピール)
文責 経営学部 墨昌芳