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経営学部合同ゼミ(出山実、柚原知明)による社会医療法人同心会「古賀総合病院」研究視察報告!

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 去る平成25年11月11日(月)、本学経営学部の出山実ゼミ(財務会計論、情報会計論)と柚原知明ゼミ(経営組織論、経営戦略論)は、合同ゼミによる社会医療法人同心会「古賀総合病院」への研究視察を行ってきました。
 社会医療法人同心会「古賀総合病院」は、内科・外科を中心に25の診療科で構成されており、宮崎市郡北西部を主な医療圏とした中核病院であり、地域医療施設と連携を行っている急性期疾患を対象とした宮崎県を代表する総合病院です。 本研究視察の実現に際しては、社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」より本学合同ゼミ活動に対するご理解を賜り、受け入れ許可をいただきました。また、ご対応いただきました社会医療法人同心会理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。
 下記の通り、本研究視察に関する1.研究視察日時・訪問先、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4.柚原知明先生の研究視察総括、についてご報告いたします。

 

1.研究視察日時・訪問先

○研究視察日時: 平成25年11月11日(月)14:30~17:00
○訪問先(所在地住所): 社会医療法人同心会「古賀総合病院」
                (宮崎県宮崎市池内町数太木1749-1)

 

2.写真集

写真1 ご説明をしていただいた丸山博史理事と小森洋主任
写真1 ご説明をしていただいた丸山博史理事と小森洋主任
 
写真2 ご説明に聞き入る学生たち①
写真2 ご説明に聞き入る学生たち①
 
写真3 ご説明に聞き入る学生たち②

 
写真4 病院内の見学シーン①
写真4 病院内の見学シーン①
 
写真5 病院内の見学シーン②
写真5 病院内の見学シーン
 

 

3.参加したゼミ学生の感想

(経営学部2年生出山ゼミ 中田愛珠さん)
 今回、地域医療支援病院である古賀総合病院に研究視察に行き、現在の複雑化・高度化した医療の現状について学習することができました。古賀病院は民間病院で、社会医療法人という医療外事業から得られた利益を、医療事業に投資してもよい医療法人です。地域社会に必須な医療だとしても、需要の大きい医療でなければ、赤字になってしまうそうです。そこで自立的に公益性のある医療サービスを担うことで、他の事業・医療に投資をし、需要はあるが慢性的な赤字を抱える医療を支えています。全国と比較して、病床数に対して医者が少ない病院で、こうしてさまざまな医療サービスを行い、且つ、コ・メディカルと専門医が協力しながら治療をして、多くの患者の入退院までの過程を支えていることにとても感心しました。

(経営学部2年生出山ゼミ 安樂裕規くん)
 前回に引き続き2回目となる病院の訪問となり、どのようなお話をお聞かせいただけるか大変楽しみでした。お話をお聞かせいただいて印象に残ったのは、現在の宮崎県全体の医療問題に焦点を当てたお話でした。「宮崎県は果たして本当に医者不足に陥っているのか」から始まり、病院のたらい回しの実情等現場で働かれる方々の生の声を聴けて大変ためになりました。
 会計の面からは、人件費比率の高さについて聞かされた時は大変驚きました。それぞれ病院には特色が存在し、それをどのように患者さんや地域の人に伝えるための病院側の努力など面白い話も聞けました。
 宮崎県の医療問題は、他人事ではなく日頃から注意して情報を収集する必要があると感じました。

(経営学部3年生柚原ゼミ 山﨑納津美さん)
 病院の視察は今回が2回目で、どのようなお話が伺えるかとても楽しみでした。病院に到着して、私がまず思ったのは、大きくてきれいな病院だということでした。最初に病院の概要についてご説明いただき、職員数の多さに驚きました。また、各部門でどのような資格を持った方々が、どのような仕事をしているのかについて大変詳しくご説明いただきました。さらに、医師不足やDPC(診断群分類別包括制度)、診療報酬などについてご説明いただき、医療の変化や病院に求められていることについてより理解を深めることができました。
 今回の視察で得たことを、これからの研究に役立てていきたいと思います。お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

(経営学部3年生柚原ゼミ 甲斐美帆さん)
 今回、古賀総合病院を視察することが出来て大変勉強になりました。普段の生活のなかでは、病院の経営や抱えている問題、力を入れて取り組んでいることなど深いところまでは知ることは出来ません。しかしながら、研究視察という貴重な場を与えてもらったことで様々なことを知ることが出来ました。実際、今までメディアで聞いてきた病院間での患者のたらい回しの問題も、受け入れたくても受け入れられないという病院側も拒なければならない理由があることを始めて知りました。他にも、日々進化している医療技術の進歩や医者や看護師不足の問題についても学ぶことが出来て、とても身になる時間でした。
大変お忙しい中、貴重な時間を割いてたくさんのことを教えてくださった古賀総合病院の皆様には心より感謝申し上げます。

 

4.柚原知明先生の研究視察総括

 今回の研究視察は、宮崎県を代表する規模(診療科目25科、医師・看護婦・職員数725名、病床数363)を誇る社会医療法人同心会「古賀総合病院」を対象に本学合同ゼミ(出山実、柚原知明)として2回目の医療機関への訪問となりました。社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」からは、本学合同ゼミの研究視察に対するご理解を賜り、理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様から心温まる懇切丁寧なご対応をいただきました。

 今日における医療を巡るわが国の状況は、国民医療費の増加、高齢化の進展、医療技術の高度化・複雑化・多様化、医療機器の高額化、医師と患者間における情報の非対称性、医療機能の分化、地域における限られた医療資源の効果的活用に向けた医療機関の連携化等、様々な課題に晒されております。また、患者への医療提供の特質には①無形であり貯蔵が出来ない、②救急患者が存在し需要予測が困難、③治療内容の高度化・複雑化・多様化、④経済合理性としての効率性や生産性だけの追求が困難、⑤尊い人命を預かるという道義的・倫理的な責任を伴う等の課題が存在しております。社会医療法人同心会「古賀総合病院」は、2008年7月1日厚生労働大臣より「DPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination/Per-Diem Payment System)」の指定を受けております。従来までの全ての診療内容に対して医療費の合計を算出する「出来高払い方式」から診断群分類に基づいて一部の医療費を定額で算定する「包括払い(DPC/PDPS)方式」による1日当たりの定額報酬算定制度(支払い制度)を導入しております。具体的には、患者の病状に応じて一部の医療費を定額で算定する包括評価部分(投薬、注射、処置、検査等)と出来高評価部分(手術、麻酔、リハビリ等)の組み合わせによって入院費が算定されます。これらの「包括払い(DPC/PDPS)方式」は、今日において「医療の質の向上と標準化」、「効率的・効果的な医療」、「透明度の高い医療」提供を目指して多くの病院で導入されております。ゼミ学生諸君においては、今日における病院経営を取り巻く多様な課題に関して、「包括払い(DPC/PDPS)方式」導入を含めた医療システムの抱える複雑さと奥深さを十分に感じてもらったと思います。

 本研究視察終了時には、山﨑納津美さん(柚原ゼミ3年生)が合同ゼミ学生全員を代表して御礼の挨拶を行ってくれました。これらの経験は、今後における本学での学習、及び将来の職業人生において必ず貴重な経験になるものと思います。ゼミ学生諸君は、研究視察(本学の授業含む)において常に高い問題意識を持ちながら質問や意見を整理して積極的に発言する姿勢が重要です。質の高い質問や意見は、訪問先のご対応いただいている関係者の皆様に対する礼儀でもあります。ぜひ、今後においても継続的に研鑽を積み上げていってもらいたいと思います。

 最後になりましたが、私たちの研修視察に対してご許可をいただいた社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」、及び受け入れ準備と心温まる懇切丁寧なご対応をいただいた理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。今後における社会医療法人同心会「古賀総合病院」の地域医療へのご貢献とご発展を心より祈念申し上げます。

以上

 
(編集 経営学部/出山実)


「第42回 秋季全日本学生サーフィン選手権大会」団体優勝。染矢敏史君(FRESH MEN)と大野カイリさん(FRESH WOMEN)は個人優勝!

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11月2日から3日に静岡県下田市白浜大浜海岸で開催された「第42回 秋季全日本学生サーフィン選手権大会」にて見事団体優勝を果たしました。個人戦では優勝した1年生の染矢君、大野さんの他にも、ボディーボードの部で植田彩花(営4年)さんが準優勝、WOMENの部で山本麻里乃(営3年)さんが3位、そしてMENの部では河田樹(営3年)君が4位、山田貴豊(営3年)君が5位、森園雅貴(営2年)君が6位、児玉椋(営1年)君が7位、酒井祐太郎(営3年)君が8位入賞しました。

本学野球部が第2回九州地区大学野球連盟 新人戦で優勝しました!!

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11月24日(日)に熊本県で行われた新人戦の決勝トーナメントで、見事優勝いたしました。

対 崇城大学 6-3(準決勝 延長10回タイブレーク)
対 別府大学 2-1(決勝)

今回の結果を糧に更に精進し、本学運動部を盛り上げていきたいと思います。
今後ともご支援ご声援の程、よろしくお願い致します。

宮崎産業経営大学 硬式野球部

 

第2回九州地区大学野球連盟新人戦優勝

ピンクリボン活動に関わるフューチャーセッション成果報告

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本年度、経営学部公開講座委員会では、宮崎県健康づくり協会ピンクリボン活動みやざきと共催でフューチャーセッションを開催してきました。フューチャーセッションのテーマは、宮崎県内における乳がん検診受診率全国ワースト4位という現状を受けて、「ピンクリボン活動を盛り上げるためにはどうしたらいいのか」を軸に設定しました。全3回のセッションでは、毎回、ピンクリボン活動関係者、患者会、協賛団体、社会人、学生などが集まり、フューチャーセッション方式で対話を重ねてきました。それぞれのセッションの様子は、下記のサイトをご覧ください。

 

第1回セッション「アクションにつながるピンクリボン活動」:
https://www.ourfutures.net/sessions/200

第2回セッション「みんなのつながりから始まるピンクリボン活動」:
https://www.ourfutures.net/sessions/210

第3回セッション「ピンクリボンで結ぶ女性の未来」:
https://www.ourfutures.net/sessions/243

 

全3回のセッションの中で、これまでピンクリボン活動関係者と検診受診の対象となる女性だけの関係であったピンクリボン活動を、男性や子ども、家族、友達などの「みんな」へ対象を広げること、そして対象となる女性だけでなく、みんなが行動することが大事であることがアイディアとしてあがりました。そして、このアイディアをもとに、みんなの行動をデザインし、新しいピンクリボン活動のリーフレットを成果物として完成させました。

 

リーフレット
「あなたの大切な人のためにピンクリボン活動に参加しませんか(PDFで開きます)」

 

本学ではこれからも、地域社会や組織の課題を解決していくフューチャーセッションを通じて、社会とのかかわりを大切にしていきたいと考えています。

経営学部公開講座

サッカー部が全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の初戦に勝利しました。

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12月14日(土)に神奈川県厚木市の荻野運動公園陸上競技場で開催された第62回全日本サッカー選手権大会の1回戦で北陸大学に3対0で勝利し2回戦に進みました。2回戦は18日(水)に明治大学と対戦いたします。ご声援をお願いいたします。

ピンクリボン活動みやざき企画委員会にてプロアクションカフェを開催しました

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1月24日、ピンクリボン活動みやざき企画委員会において、プロアクションカフェを開催しました。

宮崎産業経営大学は、本年度からピンクリボン活動みやざきの協賛団体となり、経営学部公開講座の教員を中心にフューチャーセッションの開催や大学祭にて乳がん検診などを実施してきました。

これまでのセッションの経験から、ピンクリボン活動をより普及していくためには積極的に関わる主体を増やすことが課題であると認識していました。そこで、今回の企画委員会では、協賛団体として日々ピンクリボン活動に関わっている方々の想いを形にすることを目的としたプロアクションカフェを実施しました。

テーマは、「みんながやりたいピンクリボン活動」。プロアクションカフェは、まず参加メンバーから、自らが主体となって実現したいアイディアを募ります。提案されたアイディアを5つに絞り、提案者とそれに協力したいメンバーをチームにして企画案を作成してもらいます。

生まれてきたアイディアは、①初等教育におけるガン教育の必要性、②スマホのアプリ作成、③名刺などへのシンボルマークの活用、④乳がん検診手帳の作成、⑤成人式などでの受診無料券の配布方法、に関するものでした。ここに出てきたアイディアは、今後担当者と提案者が中心となって実現していくことになります。

本年度、フューチャーセッションで示してきたピンクリボン活動の新しい可能性。今回のプロアクションカフェでは、それに続く新たなプレーヤーと企画が生まれました。どれか一つでも、来年度の企画として、実現してほしいと思います。

ピンクリボン1ピンクリボン2ピンクリボン3ピンクリボン4ピンクリボン5

(本件へのお問い合わせ)  
経営学部公開講座担当 出山・山田

平成25年度学位記授与式(卒業式)のご案内

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平成25年度学位記授与式及び卒業祝賀パーティーを下記のとおり行います。


学位記授与式

日時:

平成26年3月19日(水)
受付 午前9:00~
開式 午前10:00
※9:50までにご入場ください。

会場:

ニューウェルシティ宮崎
宮崎市宮崎駅東1丁目2番地8
℡ 0985-23-3311

卒業式地図1クリックをすると拡大表示されます

 
お問い合わせ
宮崎産業経営大学 教務課
℡ 0985-52-3199 [直通]

 


卒業祝賀パーティー

日時:

平成26年3月19日(水)
受付 午後12:00~
開宴 午後12:30

会場:

宮崎観光ホテル
宮崎市松山1-1-1
℡ 0985-27-1212

卒業式地図2クリックをすると拡大表示されます

 

※会場駐車場は台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関を利用してください。

 
お問い合わせ
宮崎産業経営大学 学生支援課学生係
℡ 0985-52-3202 [直通]

ご来店ありがとうございました!!

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 宮崎県中小企業団体中央会が設けた、新規創業への理解と次世代を担う創業者を育成することを目的とした学生チャレンジショップに、経営学部の日髙光宣教授のゼミ生がチャレンジしました。
 市内中心部の橘通3丁目の空き店舗を利用し、1月18日(土)から2月1日(土)までの期間限定で、販売する商品の選定や陳列・接客など創業・運営のノウハウを実践的に学びました。現場で体験を通じて学ぶ手法は、経営学部の実践する“アクティブラーニング(受け身の勉強ではなく自主的に活動し体験を通じて学ぶ手法)”でもあり、参加したゼミ生は貴重な体験をすることができました。
 貴重なチャンスをいただきました宮崎県中小企業団体中央会の皆様、ご来店いただきました皆様、ありがとうございました!!

いらっしゃいませ~!!

いらっしゃいませ~!!

ご来店ありがとうございます!!

ご来店ありがとうございます!!

お買い上げ ありがとうございます!!

お買い上げ ありがとうございます!!


進学相談会(入試説明会)の日程を更新しました

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今年も各地で開催される入試説明会に参加します。
本学の教育研究内容、就職状況、奨学金制度、入学試験制度など、マンツーマンで説明しますので、ぜひご来場下さい。
日時や会場については、本学のホームページ「入試説明会」でご確認下さい。

経営学部合同ゼミ(出山、墨、武次、柚原、日髙)による 「宮崎県工業技術センター&食品開発センター」研究視察報告!

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 去る平成26年2月21日(金)、本学経営学部の出山実ゼミ(財務会計論、情報会計論)、墨昌芳ゼミ(観光政策論、観光経済論)、武次玄三ゼミ(職業教育、演劇論・演劇学)、柚原知明ゼミ(経営組織論、経営戦略論)と日髙光宣ゼミ(広告論、マーケティング・コミュニケーション論)は、合同ゼミによる「宮崎県工業技術センター」及び「宮崎県食品開発センター」への研究視察を行ってきました。

 「宮崎県工業技術センター」は、県内工業技術の振興を図るため、中小企業の技術開発や技術力の向上を支援する公設試験研究機関として、研究開発・技術指導・依頼分析等の支援業務を行っております。また、「宮崎県食品開発センター」は、県内の食品企業、地域の食品加工グループ等への支援する食品の総合試験研究機関として、食品に係わる研究開発・技術指導・依頼分析等の支援業務を行っております。

 本研究視察の実現に際しては、「宮崎県工業技術センター」所長の古賀孝士様及び「宮崎県食品開発センター」所長の森下敏朗様より、本学合同ゼミ活動に対するご理解を賜り、受け入れ許可をいただきました。また、大変お忙しい中ご対応いただきました両センター企画・デザイン部長の清水正高様をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。

 下記の通り、本研究視察に関する1.研究視察日時・訪問先、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4. 柚原知明先生の研究視察総括、についてご報告いたします。

 

1.研究視察日時・訪問先

○研究視察日時: 平成26年2月21日(金)13:30~15:30
○訪問先(所在地住所):「宮崎県工業技術センター&食品開発センター」
            (宮崎市佐土原町東上那珂16500-2 宮崎テクノリサーチパーク内)

 

2.写真集

写真1 「宮崎県工業技術センター&食品開発センター」の美しい外観です。

 
写真2 ご説明に聞き入る学生たちの様子です。

 
写真3 「宮崎県食品開発センター」研究施設見学の様子です。

 
写真4 「宮崎県食品開発センター」で共同開発された加工食品商品群です。

 
写真5 「宮崎県工業技術センター」設備利用施設見学の様子です。

 
写真6 「宮崎県工業技術センター」にある最新のパーソナル3Dプリンターです。立体物のデータをもとに樹脂加工して、非常に複雑な形状の造形品も出力可能です。

 
写真7 シラス多孔質ガラス(SPG)の研究結果を見せていただきました。

 
写真8 共同開発された「リハビリテーション機器(歩行器)」を試用体験させていただきました。学生諸君の表情と雰囲気が、和らいだひと時でした。

 

 

3.参加したゼミ学生の感想

(経営学部2年生出山ゼミ 松川美紀さん)
 宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センターについて、見学に伺って話を聞くまでどのような場所なのかよく知りませんでした。県内の中小企業との共同で実施する研究開発についての話を聞き、一つの研究開発が形となって企業の競争力になるまで多くの時間や人が関わっていることが理解できました。さらには、それが洗練されて、市場に普及するまでにはより多くの時間がかかり、研究開発の大変さを実感できました。企業の方々が何か商品を作りたいときに相談すると技術提供から販売補助までをプロモーションしてくれるという場所があるということをもっとアピールすることで、今以上に県の特産品を利用した商品ができるのではないかと思いました。

(経営学部2年生墨ゼミ 岩田海空くん)
 今回、宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センターを研究視察することができて大変勉強になりました。ずっと、宮崎に住んでいるけど、このような施設があるということは知りませんでした。しかし、研究視察という貴重な場を与えていただいたことで様々なことを知ることが出来ました。宮崎県工業技術センターでは、SPG(シラス多孔質ガラス)の研究でこれを応用することによって環境や食品開発がより発展していくことが出来るとわかりとても興味がわきました。また、宮崎県食品開発センターでは企画デザイン部で話を聞いた際に商品のデザインだけでなく商品の流通などマーケティングも行うということでイメージと違いましたが、いろいろな技術が集まっていてとても面白かったです。
 宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センターの皆様、大変お忙しい中、貴重なお時間を割いていろいろなことを教えてくださりありがとうございました。

(経営学部2年武次ゼミ 三森エリカさん)
 今回は、宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センターを訪問し、県内産業の振興を図る活動等を知ることが出来ました。宮崎県工業技術センターでは、研究開発に関して資源環境部、材料開発部、機械電子部の3つに分かれており、センターオリジナルの開発であるSPG(シラス多孔質ガラス)について詳しくお話を聞きました。宮崎の地域資源であるシラスを生かしたもので、細かい粒子(泡)を作るものです。東京の企業と提携し商品開発を行っているそうです。また、宮崎県技術センターでは、福祉にも貢献しており脳梗塞で半身麻痺になった方に優しい補助器具を開発していました。宮崎県食品開発センターでは、宮崎の特産物を使い独自の製法で商品を作っていました。焼酎も作っており、デザインも各企業と提携しながら作っているとのことでした。サザエさんの波平の兄である海平のお酒もあり、興味を惹かれました。デザインをするところでは、企業のトータルデザインをしており、企業の方と話し合い商品開発に対するアドバイスを行っているそうです。3Dプリンターで作ったものを実際に見たのですが、試作品には可動性もあり、その可能性に驚きました。
 今回の見学では、宮崎の特産物や資源を使い宮崎の中小企業を支援するセンターがあることを初めて知りました。両センターの行っている支援が広がり、中小企業がもっと活躍出来るように自分たちにできることを考えていきたいです。

(経営学部3年生出山ゼミ 渡辺博くん)
 今回の見学により企業の研究開発のプロセスと、県内企業の研究開発のフォローする宮崎県工業技術センターと宮崎県食品開発センターの役割について理解することができました。両センターは、県の施策として資金や技術的な理由から研究開発ができない中小企業をサポートし、ゴボチや缶詰のたくあん等の素晴らしい商品を生み出しています。中小企業にとっては、自社の優位性を高めるために活用できる機関だと思います。県内においては、両センターがこれまで以上に活用され、様々なアイディアや技術、優れた商品が生み出されることを期待しています。

(経営学部3年生柚原ゼミ 山﨑納津美さん)
 施設見学の中で紹介していただいた「ゴボチ」や「たくあんの缶詰」などの商品は、メディアでも紹介された商品も多くありました。さらに食品だけでなく、医療・福祉分野では病院などと共同研究開発し、リハビリ機器等を開発しており、様々な分野において支援が可能であることが分かりました。 研究開発にはコストがかかり、特に中小企業にとっては大きな負担となりますが、宮崎県工業技術センター・食品開発センターと共同研究することで低コストでの研究開発が可能となり、企業の発展における重要な役割を担う施設だと感じました。
 就職を控えた私達にとって、この両センターの存在を知る良い機会となりました。お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

 

4.柚原知明先生の研究視察総括

 今回の研究視察は、宮崎県における科学技術のシンクタンク(think tank)として重要な役割を担っている「宮崎工業技術センター」、及び「宮崎県食品開発センター」への訪問となりました。両センターは、宮崎テクノリサーチパーク内の緑あふれる美しい環境の中に位置し、厳しい地域間競争と国際競争に晒されている宮崎県内の工業・食品企業を対象に科学技術的側面からの研究支援を行っている研究所です。具体的な研究支援としては、研究開発・共同研究、依頼試験・設備利用、技術相談・技術指導、技術交流・情報提供等を行っております。宮崎テクノリサーチパーク内の敷地内には、現在4企業が研究支援を受けながら研究開発を行っております。また、「宮崎県食品開発センター」が共同開発した商品群には、私たちの身近な人気商品であるゴボウのチップ菓子「ゴボチ」、ブルーベリーの葉茶「べリーフ」、芋のヨーグルト「たろヨーグルト」等が存在しております。

 具体的な研究視察としては、様々な研究開発の実態と研究設備、開発された商品群、設備利用に関する見学をさせていただきました。特に研究開発としては、病院や企業からの依頼に基づくリハビリテーション機器(歩行器)開発の実態についてご説明いただき、開発された機器のご紹介と実際の試用体験もさせていただきました。また、設備利用の事業については、大型プリンターからの横断幕の出力、現在話題の立体物を表すデータをもとに樹脂を加工して造形する装置である「3Dプリンター」による設計・製造プロセスと複雑な形状の造形試作品のご紹介をいただきました。多くの学生諸君にとっては、科学技術に関する研究開発の現場見学は初めての経験であり、非常に新鮮な印象と大きな驚きを感じたことと思います。

 本学の学生諸君は、日頃社会科学や人文科学を学ぶ学徒として法学、経営学、経済学、語学、歴史学、哲学、心理学等を中心に学んでおります。私たちの社会にとって社会科学や人文科学は、非常に重要な学問領域です。しかしながら、社会科学や人文科学の学問領域だけでは、様々な矛盾・歪・対立・格差等の課題を包含しながらも今日の高度化した豊かな近代社会を形成・発展させることができるわけではないのです。例えば、私たちの社会の課題である地域経済の発展や地域振興は、科学技術の存在・発展と密接に関わりながら今日に至っております。科学技術に関する主な学問領域としては、自然科学(数学、物理学、化学、生物学、医学、薬学等)や応用科学である工学(電気・電子工学、機械工学、情報工学、化学工学、生命工学、原子力工学等)が存在します。今年度の「特別講義」(平成25年11月21日)においては、両センター企画・デザイン部長としてご活躍の清水正高様より“宮崎県工業技術センター・食品開発センターの社会的役割と今後の展望”というタイトルで科学技術に関する大変興味深いご講演をいただきました。本学の学生諸君が、日頃学んでいる社会科学や人文科学の学問領域をベースとして科学技術の領域に対してもより一層の興味や問題意識を持ってもらいたいと思います。幅広い学問領域に対する興味と知見は、必ずや将来に向けて私たちを取り巻く社会の発展に貢献し、学生諸君の職業人生へ充実と豊かさをもたらすものと思います。

 本研究視察終了時には、渡辺博くん(出山ゼミ3年生)が合同ゼミ学生全員を代表して立派に御礼の挨拶を行ってくれました。これらの経験は、今後における本学での学習、及び将来の職業人生において必ず貴重な財産になるものと思います。学生諸君は、研究視察(本学の授業含む)において常に高い問題意識を持ちながら、質問や意見を整理して積極的に発言する姿勢が重要です。質の高い質問や意見は、訪問先のご対応いただいている関係者の皆様に対する礼儀でもあります。ぜひ、今後においても継続的に研鑽を積み上げていってもらいたいと思います。

 最後になりましたが、私たちの研修視察に対してご理解とご許可をいただきました「宮崎県工業技術センター」所長の古賀孝士様、「宮崎県食品開発センター」所長の森下敏朗様、及び受け入れ準備と懇切丁寧なご対応をいただいた両センター企画・デザイン部長の清水正高様をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。今後における両センターの工業・食品企業をはじめとする地域社会へのご貢献とご発展を心より祈念申し上げます。

以上

 
(編集 経営学部/出山実)

平成26年度入学式のご案内

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1.日時 平成26年4月4日(金)
     開式 午前10時 (受付9時~)

2.場所 本学体育館
      

2014オープンキャンパス 開催日時が決定しました!!

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 夏のオープンキャンパス 7月20日()10:00~14:00(受付9:30~)

 秋のオープンキャンパス 9月14日(日)10:00~14:00(受付9:30~)

 

 各学部によるイベントをはじめ、学部学科の紹介コーナーや入試相談コーナーなど、多彩な催しを用意して皆さんの参加をお待ちしています。
 また、両日ともオープンキャンパス特別企画として、㈱進研アドとの共催により有名講師を迎え、大学入試センター試験「英語」対策セミナー(7月)、大学入試「小論文」対策セミナー(9月)を開催します。
 ランチ無料サービス、フリードリンク、オリジナルグッズのプレゼントを用意していますので、お友達や保護者とご一緒に気軽にお越しください。

 

2014オープンキャンパス予定表
↑クリックすると拡大で表示されます

 

□不明な点がある場合は、入試広報課(0985-52-3139)までお問い合わせください。

『憲法シンポジウム』(あなたと共に憲法を考える)開催のお知らせ 5月2日(金)

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『憲法シンポジウム』(あなたと共に憲法を考える)


開催日時:2014年5月2日(金)18時30分~20時まで

会  場:宮崎市古城町丸尾100番地
     宮崎産業経営大学 5102教室(5号館1階)

主  催:日本青年会議所 九州地区 宮崎ブロック協議会
     宮崎産業経営大学 法学部 法学会

連絡先 :宮崎ブロック協議会 意識醸成委員会(岩谷 090-4773-2668)
     宮崎産業経営大学 法学部 法学会(0985-52-3111)

『憲法シンポジウム』(あなたと共に憲法を考える)開催報告

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『全国一斉!国民による未来創造プロジェクト~この国のあるべき姿を描こう~』宮崎大会

公益社団法人日本青年会議所(JCI)宮崎ブロック協議会および本学法学部「法学会」共催により、平成26年5月2日午後6時30分から90分間本学5102教室で開催いたしました。遅い時間帯でしたが、聴衆で教室は熱気にあふれていました。 

●内 容
明石秀暢JCI九州地区宮崎ブロック協議会会長の司会により、次の2つの論点についてパネリスト3名がそれぞれの持論を展開しました。

・論点①「憲法改正必要なの?」

・論点②「未来に希望を託すことのできる国家」


(3名のパネリスト 左から澤田教授・阿部准教授・吉見明紘さん))


(会場 5102教室)


(司会者 明石秀暢さん)

●パネリスト
・本学法学部 澤田昭夫教授(日本法制史 担当)
 近代の政治・外交史の視点に基づき、自国民の生命、安全を守るため他国に頼らない政策をとるべきという立場から、改憲論を展開。

(パネリスト 澤田昭夫教授)

・本学法学部 阿部純子准教授(憲法・国際法 担当)
 憲法学、憲法史の視点に基づく護憲論を展開。憲法の意義をよく考えるべき旨、及び、現時点での憲法改正は性急にすぎる旨を主張。

(パネリスト 阿部純子准教授)

・法学部(法律実践コース)3年 吉見明紘さん(憲法ゼミ)
 改憲論の立場から、時代に即した憲法を築いていかなければならない旨、及び、国民が選挙などを通じて積極的に憲法に関する議論に参加することが必要である旨を主張。

(パネリスト 吉見明紘さん)

●参加者総数 201名
(内訳:一般の方48名、学生84名、JCI会員69名)
ご参加いただき誠にありがとうございました。

文責 法学部 青木誠弘

2014夏のオープンキャンパス 詳細情報と申込フォームをUPしました!!

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14宮崎産経大オープンキャンパスチラシ

日程

夏のオープンキャンパス
7月20日(日)10:00~14:00(受付9:30~)

概要

 法学部・経営学部の教員によるイベントや、学部学科・コース紹介コーナーや入試相談コーナーなど、進路決定や受験に役立つ情報が盛りだくさん!!
 当日は、多くの在学生がオープンキャンパススタッフとして皆さんをお迎えします。産経大で学ぶ“先輩の声”を聞くチャンスです!!
 また、保護者や先生方を対象とした説明会も開催します。学長が本学の取り組みや成果を分かりやすくご説明します。
 さらに、ベネッセグループ㈱進研アドとの共催による特別企画で、大学入試対策セミナーを同時開催。夏のオープンキャンパスでは、有名講師を迎えて“大学入試センター試験「英語」対策セミナー”を開催します。実力養成におすすめのイベントです。
 ランチ無料・フリードリンク・オリジナルグッズのプレゼントを用意して、皆さんの参加をお待ちしています。お友達やご家族とご一緒にお気軽にお越しください!!
 ※オープンキャンパス・大学入試対策セミナーは参加申込が必要です。申込フォームに必要事項を入力してください。

申し込みボタン

ブースコーナー等のご紹介

○法学部紹介コーナー  ○経営学部紹介コーナー  ○学長フリートークコーナー
○在学生フリートークコーナー  ○Wスクール紹介コーナー  ○教職課程紹介コーナー
○資格取得相談コーナー  ○クラブ・サークル紹介コーナー  ○入試相談コーナー
○学生生活相談コーナー  ○就職相談コーナー  ○キャンパスツアー

スケジュール

2014オープンキャンパス予定表
↑クリックすると拡大で表示されます

昨年のオープンキャンパスの模様をご紹介します!!

 

オープンキャンパス2014-1

正面玄関に受付があります

オープンキャンパス2014-2

オリエンテーション

オープンキャンパス2014-3

法学部イベントの模様

オープンキャンパス2014-4

ブースの模様です

オープンキャンパス2014-5

先輩が分かりやすく説明します

 

 

□ご不明な点がある場合は入試広報課(0985-52-3139)までお問い合わせください。


夏のオープンキャンパス 法学部イベント内容をUPしました!!

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■法学部イベントテーマ

身近なあれこれ、「納得」できる?
~「説得」と「納得」で社会に役立つ法学部~

■イベント紹介

皆さんは、法学部というと「司法試験」「裁判」という言葉が浮かびませんか?
でも、法学部はそのためだけの学部ではありません。もともと法学は「説得の学問」
と言われています。まさに「納得できない」を「納得させる」学問なのです。
身近な例で考えましょう。自分の物を取り返したら窃盗罪!!これって本当?納得できる?

 

その他、詳細情報はコチラ

夏のオープンキャンパス 経営学部イベント内容をUPしました!!

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■経営学部イベントテーマ

日本茶のCMを作成してみよう!

■イベント紹介

参加者のみなさんに“CMプランナー”になってもらい、日本茶のCMを作成してもらいます。
「おいしい」を伝える表情はどんな顔?これまで一番おいしいお茶を飲んだ瞬間を体で表現すると?
このイベントでは、グループに分かれてアイデア出しをしながら、「おいしい」表現をつなぎ合わせてCMを完成させます。

 

その他、詳細情報はコチラ

文科省「平成26年度免許更新制高度化のための調査研究事業」委託について

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この度、宮崎産業経営大学は文部科学省から「平成26年度免許更新制高度化のための調査研究事業」を委託されました。

本学は、「現代的な教育課題に対応するための実践的な講習内容・方法の研究開発事業」として、「地域の問題解決を目標とした生徒主体型授業の構築」に向けた調査研究を計画しています。具体的には、今回の生徒主体型授業において「市民後見制度」を地域問題として設定し、高校生や大学生、地域の方々、専門家を交えて対話型の講義を開催します。この過程を通じて、教育機関、地域、行政がセクターを超えて主体的に一体となる講義モデルを構築することを目指します。

今回の事業では、平成21年度から続けている免許状更新講習(商業、情報、社会、公民など)の実績や、公開講座で対話型授業(フューチャーセッション)を実施し、地域の方々との未来志向の対話を重ねてきた経験を活かしていきます。実際に、事業計画では、下記のスケジュールにあるように地元の高校生や地域の方々と共同して地域課題の解決を図り,ともにステップアップを目指します。

 

<調査研究事業のスケジュール>
7月  第1回都城商業高校・対話型授業の実施(高齢化社会をテーマに)
8月  免許状更新講習の開催(アンケートの実施)
9月  第2回都城商業高校・対話型授業の実施(市民後見制度をテーマに)
11月 対話型シンポジウムの開催

 

11月の対話型シンポジウムは、一般の方々をはじめ多くの参加者を募集します。ぜひ地域課題を解決する新しい対話の場に参加いただければと思います。

「免許更新制高度化のための調査研究事業」プロジェクトチーム一同

(本件に関する問い合わせ:法学部 今出敏彦)

※現在ホームページを更新中です

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7月1日より本学ホームページの更新作業を行っております。
一部レイアウト等がおかしい部分がありますが、随時改善してまいりますので今しばらくお待ちください。

【文科省事業】都城商業高校にて第1回対話型授業を開催しました

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7月7日(月)、文部科学省委託事業の一環として、都城商業高校商業科の3年生41名を対象にフューチャーセッション形式の対話型授業を実施しました。その目的は、我々が想定する「地域の問題解決を目的とした生徒主体型授業」モデルが、高校サイドのニーズや高校生のレベルと一致しているかを確かめることにあります。今回の対話型授業では、「高齢化社会の未来-都商の役割、都商生の役割-」をテーマに設定し、フューチャーセッションの対話プロセス(ワールドカフェやクイックプロトタイピング)を通して、望ましい未来像や都城商業高校の生徒たちが取り組めることを話し合いました。本学からは文科省委託事業のプロジェクトメンバーである田中素子准教授、山田恭子講師、出山実講師、都城商業高校からはクラス担当である中元和博先生、久保良太郎先生が参加しました。

 

1.対話型授業の流れ

 今回の対話型授業は、高校の5限と6限にあたる100分間で実施しました。対話型授業の流れは次のとおりです。

①.イントロダクション(20分)

イントロダクションでは、フューチャーセッションの概要、今回のテーマである高齢化社会の問題について参加者全員で共有しました。

 

②.ワールドカフェ(7分×3回:25分)

ワールドカフェでは、3つのテーマについて対話をしました。

テーマ1

身近な生活(地域コミュニティ)において高齢化社会がもたらす困ったことは?

テーマ2

それは誰が対応すること?「行政、企業、専門家、地域の人」などにグルーピングしてください。

テーマ3

都商のみんなが、高校として、高校生として高齢化社会の問題に対してできることは?


 

③.クイックプロトタイピング(30分)

クイックプロトタイピングでは、ワールドカフェで選ばれたアイディアを使って、「未来新聞づくり」を行いました。未来新聞の課題は、「都城市の高齢化問題について地元の商業高校生が中心となって新しい取り組みを始めたことが高い評価を受けて新聞に掲載されました。それは、どのような見出しで、どのような内容が書かれていたでしょうか?」と設定しました。

 

④.プレゼンテーション(20分)

各グループに作成した未来新聞を報告してもらい、アイディアを参加者全員で共有しました。

 

⑤.サークル

振り返りの時間として、教員からのコメント、またグループごとに本日の気づいた点、感動した点、明日から実行した点などを共有してもらいました。

 

2.対話型授業の成果について

今回の対話型授業では、次の8つの未来新聞が作成されました。

「都商生がお散歩!」
お年寄りと都商生をする取り組み。買い物難民や多発する事故を受けて、都商生が一緒にお散歩を実施する。

「お年寄り向けハンバーガーの開発」
お年寄り向けのファストフードを販売する試み。お年寄りの好きなお漬物などをハンバーガーに挟んで販売する。

「届け、希望の車いす」
都商生がベルマークや販売実習で貯めた資金で、車いすを100台プレゼント。

「都商見守りレンジャー参上」
都商生が地域の孤独なお年寄りのところに出向き、遊び相手や普段勉強している内容を教える。

「LET IT GO クリーン活動」
クリーン活動を都商生やお年寄り、地域の方々と一緒に実施することで、新しいコミュニケーションを生み、地域活性化につなげる。

「都城に新たな伝統」
地域の伝統や文化を後世につなぐため、高校生とお年寄りが新しいお祭りを実施する。

「方言がねごならんように」
都城地区の方言がなくならないように、都商生とお年寄りが交流できるSNSを新設する。

「お年寄り目安箱」
お年寄りが困っていることを目安箱で集めて、高校生が解決していく新しい仕組み。

 

作成された未来新聞は、高齢化社会の問題を「食」、「環境」、「文化」、「地域福祉」に関連付けて考えて、複雑な高齢化社会をより良くしていく内容のものとなりました。もし8つの未来新聞の内容が実現したら、都城エリアは魅力のある都市になるのではないかと期待が持てる内容でした。未来新聞づくりから、生徒たちが積極的に未来に関わっていく思いや姿勢が読み解けました。高齢化社会の問題は、誰しもが当事者意識を持って参画していくことが必要なのかもしれないと推測することができます。今回の未来新聞の内容は、さらに分析をしていき、次回の対話型授業やシンポジウムにて役立てていく予定です。
今回のフューチャーセッション形式の対話型授業では、参加した生徒に「未来志向」や「創意形成」の対話プロセスを経験してもらいました。具体的な社会問題を自らが当事者として対話することで、社会の一員としての意識が生まれたと考えられます。フューチャーセッションの基本的な考え方や対話のプロセスは、これからの社会問題や地域問題に取り組む際に大きな力になると考えられます。次回は、高齢者社会を担う「個人」に焦点を当てて、フューチャーセッション形式の対話授業を実施していきます。

 

「免許更新制高度化のための調査研究事業」プロジェクトチーム

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